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【日記】ストーキング・ランナー

日課はランニングである

人に自慢できることがあるとすれば、9年間続けているこのランニングくらいだ

川沿いを走ると、他のランナーたちとよくすれ違う

そんなある日のことだった

俺の前を走る女性ランナー

ペースはほぼ同じだ

差は縮まりも開きもしない

コースもひたすら同じ

ふと、こんな妄想がよぎる

まるで俺がこの女性を追いかけまわしているみたいじゃないか

いやいや、考え過ぎだ

ここにはランニングを愛するランナーが二人いる、それだけだ

すると、女性はちらりとこちらを振り向いた

やばい

まさか、彼女も同じことを考えていた?

どうする

ここでペースを落として距離を置くか?

いや、それは俺のランナーとしてのプライドが許さない

では、コースを変えるかUターンする?

いや、それは俺のランナーとしてのプライドが許さない

では、加速して彼女を追い抜かす?

急に差を縮められては、きっと恐怖し、彼女もまた加速するだろう

ストーキングの様相は強まり、俺のムショ行きも加速するだろう

それは俺のランナーとしてのプライドが許さない

結局、この膠着状態を解く術は無いのだ

どちらかが疲れ果てるまで走り続けるしかない、無限ランニングに陥っていた

おぉ、なんということだ

なんかどうでもよくなってきたので、俺は普通にUターンして家に帰った